米子真武館からのお知らせ

2月16日、鳥取県立武道館において、勉強会を開催しました。

この度の勉強会は、居合道の稽古をする上で、とても大切な事で

あるのに、意外とされていない「刀の知識について」と、

稽古をする上で最も肝心な「型とは」という事について、

午前中に講習室で座学。

これは、刀についての知識は、有る人でも、観賞用の知識がほとんど。

今回の講座は、金属部門の技術士の方に依頼し、武器としての刀の構造や

強度、あるいは弱点などを知るため、日本刀の特性を金属科学の見地から説明して

頂きました。

刀鍛冶が代々の経験と創意工夫で作り上げた作刀技術が、現代の科学で

分析してみると、科学的にも合理的で優れている事を知る良い勉強会

となりました。また、居合で、相手の斬撃を受け流したり、すり落とす際、

刀のどこで受けるのか、科学的な分析による考察も参考になりました。

 

午後からは、型を2本に絞って、古武術の理論での体の動かし方が、

如何に日頃の動かし方と違い、スポーツのような運動理論ではないと

いう事を味わう稽古を行いました。

参加者には初めての体験で、古武術の動かし方の難しさと、

難しい故の面白さを、体現は出来ないまでも体験する事によって

これからの稽古に役立つ勉強会となったようです。

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