新型コロナ渦での大会開催が困難となっている状況下ではありますが、
大会での演武参加や昇段といったショートスパンでの目標に一喜一憂
することなく、逆にこの機をとらえて、基礎基本としている事の
意味を確認しながらの稽古を酷暑の中、日曜日に有志で特別稽古を
行っております。(8月最終日曜日まで)
とにかく暑いので、この際、ゆっくりとしたスピードで、身体軸や体や刀の
運用を丁寧に確認していくような稽古です。
日本刀を使う武術ですので、特に若い方たちはバッサバッサと斬りにいく
流行りのアニメのようにカッコよくいきたいと思いがちなのでしょうが、
武術の習得とは奥が深いものです。
日頃の稽古も大会等の演武も、型の稽古や披露ですので、一見すると
上手そうに見えたり、習得しているように見えたりするのですが、
古武術の身体運用の習得は、なかなか難しいものです。
しかし、その難しさが稽古を楽しくし、稽古を重ねる事により、
少しずつでも習得していく事が、本物の居合を習得していく事に
繋がります。
やはり、本物志向が面白いものです。