10月31日から11月29日の期間、米子市の山陰歴史館で開催中の
「郷土のたたらと刀剣の歴史」と銘打った刀剣展、今年は江戸後期と
昭和の菊水刀の刀剣展示のほか、5~7世紀の古墳から出土した刀剣や、
たたら関係の展示などもあり、伯耆の国が、古くから鉄の刀剣の歴史をもち、
反りをつけ、世界に誇る刀剣、日本刀の祖、「童子切」で有名な安綱から、
昭和の海軍用軍刀「菊水刀」にまで至る歴史を感じさせる企画となっております。
大山開山1300年祭記念イベントの一昨年前から続き、私たちも居合で協力して
おりますが、今年は、関連イベントの日本刀の魅力に迫るパネルディスカッションや
山陰歴史館でのギャラリートークで、日本刀の使い手として、刀の歴史や特性などに
ついてお話しさせて頂きました。
居合を学ぶ方たちの中には、刀の知識がほとんど無い方や、美術刀剣としての
観賞用の知識しか持ち合わせてない方も多く見かけ、むしろ、日本刀の武器としての
特性については、ほとんど知らない方が多いようです。
自身が生死をかけて使う日本刀の特性を知らずして、術は語れません。
道場での稽古以外にも、昨年から座学にも取り組んでおります。
その成果を、少し、ご披露させて頂きました。